


After ガルバ鋼板のカバー工法
外壁塗装業者が多い理由
外壁塗装業者が多い理由は、参入障壁の低さ、大きな市場規模、そして流行に左右されない安定した需要があるためです。特に、異業種から参入しやすいため「利益率が良い」という魅力もあり、ホームセンターや家電量販店などでも外壁塗装サービスが提供されているのが現状です。壁塗りの100万以上かかるのが現状です。紹介会社は15%を持っていく話を見積もりの塗装屋さんより伺いました。私の家は築47年で壁がボロボロでも塗装で大丈夫と塗装屋さんは言われます。本当に?と思い調査し費用はほぼ変わりませんでしたので、ガルバ鋼板にしました。その際の調べたことを以下に説明いたします
- 参入障壁の低さ
- 外壁塗装業を開業するのに特別な資格や許可は不要であり、比較的参入しやすい業界であるため。
- 大きな市場規模と安定した需要
- 多くの住宅が建っており、定期的な塗り替えが必要になるため、市場規模が大きい。
- 外壁塗装は建物の保護や防水、美観の維持に不可欠なため、景気の波に左右されにくい。
- 異業種からの参入と利益率の良さ
- ホームセンターや家電量販店など、本来の業種とは異なる業界の企業が参入しやすい。
- これらの企業は、顧客に工事を丸投げするだけで数十万円の利益を得るケースもあり、「利益率が良い」という魅力が参入者を増やしている。
- 「手に職をつけられる」という魅力
- 塗装技術は一生使えるスキルであり、建築業界やリフォーム業界で需要が高いため、技術習得を目的とする人が参入するケースがある。
注意点
- 上記のような理由から、実際には「利益を削ってでも」仕事を受けるような悪質な業者や、ずさんな施工を行う業者も少なくありません。
- 特に、顧客の不安を煽って営業する悪質な飛び込み営業業者もいるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
- 技術力や実績が乏しい業者も多いため、地域に根差した塗装店や、実績豊富な専門店に依頼するなど、慎重な業者選びが求められます。

外壁カバー工法(重ね張り)にかかる費用相場
外壁カバー工法の費用は、外壁1㎡あたり9,000~14,000円です。これは金属サイディングを用いた場合の価格です。
この他に、金属サイディングを張ることができない箇所の塗装は約25万円、足場代に約20万円が別途かかります。(私は平屋なので足場なしで行っていただきました。※塗装屋さんは絶対必要だそうです?)
また、雨どいが設置されている場合は脱着もしくは交換が必要となり、その費用は脱着で約5万円、交換では約20万円が一般的です。
例えば、外壁面積160㎡の建物に1㎡あたり10,000円の金属サイディングを使用し、雨どいの交換も含めた場合の工事総額は、およそ225万円となります。

もちろん、建物の形状や周囲の環境によって価格は変動しますが、外壁カバー工法の工事は、200万円前後が相場と理解してよいでしょう。
外壁塗装工事の2倍~2.5倍程度(窯業サイディング塗装の2倍、モルタル外壁塗装の2.5倍)を目安としてください。
外壁カバー工法の特徴
外壁カバー工法は、現在の外壁(モルタル、サイディング、ALCなど)の上に、新たな外壁材を重ねて張る工事です。
既存の外壁を解体・撤去する必要がありません。
廃材の発生を抑えられるため、費用も抑えられます。
外壁カバー工法は、確認申請などの行政手続きが不要です。
手軽に専門技術を持った工事業者へ直接依頼できます。
なお、この工法は「外壁重ね張り」と呼ばれることもありますが、国土交通省の表記に準じ、本稿では以降「外壁カバー工法」という名称で統一いたします。
窯業サイディングを張るのが一般的
外壁カバー工法は、一般的に窯業サイディングを張って仕上げます。
金属素材はガルバリウム鋼板が多いです。
その他の素材では、樹脂サイディングや窯業サイディングを張って仕上げることもあります。
しかし、断熱性や施工性、費用対効果、耐震性などトータルで考慮すると金属サイディングが最も優れています。まず委託する業者が異なります金属サイディングは板金屋さんです。
外壁カバー工法 | 費用 | 耐震性 | 断熱性 |
---|---|---|---|
金属サイディング★ | 〇 | ◎ | ◎ |
樹脂サイディング | △ | ◎ | △ |
窯業サイディング | ◎ | △ | 〇 |
外壁カバー工法の手順
標準的な外壁カバー工法の工事期間は約1か月です。





外壁カバー工法のメリット
工期の短縮とコスト抑制ができる
外壁カバー工法は、既存の外壁を解体・撤去する手間がないため、工事期間を大幅に短縮できるのが大きなメリットです。
また、外壁カバー工法では、廃材処理にかかる費用もかかりません。
たとえば、外壁の張り替えは撤去・廃材処分費が追加でかかるため、100〜200㎡の住宅で250〜350万円ほどかかるのが一般的です。※業者により大きく変わります
張り替えと比べて、トータルコストを抑えられる点は大きな魅力です。

断熱性・遮音性の向上が図れる

既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねて張ることで、壁が二重構造になります。
そのため、断熱性能と遮音性能の向上が期待できるでしょう。
特に、断熱材が一体となった金属サイディング材を使用すれば、より一層の省エネ効果が期待でき、外部からの騒音を遮断できます。
断熱性能が高まれば、エアコンの使用も抑えられるため、光熱費の削減にもつながるでしょう。
建物のイメージを一新できる
新しい外壁材を重ね張りすると、建物の外観を大きく変えられます。
豊富なデザインや色の中から、建物の雰囲気に合わせた最適な外壁材を選ぶことで、建物のイメージを刷新し、資産価値を高められるでしょう。
外壁は建物の印象を決める重要な部分です。
たとえ、老朽化が進んだ建物でも、まるで新築のように生まれ変わります。
外壁カバー工法のデメリット
一方で、外壁カバー工法にはいくつかの注意点も存在します。
これらのデメリットを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
建物の総重量が増加する

既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねて張るため、建物の総重量は増加します。
築年数が古かったり、もともと耐震性に不安があったりする建物では、重量が増えるとどのような影響があるかを検討しなければなりません。
一般的には、地震による揺れが大きくなり、倒壊する可能性が高くなることが代表的なリスクです。
既存外壁の下地劣化が著しい場合は施工できない
外壁カバー工法は、既存の外壁が健全な状態であることが前提となります。
万が一、既存の外壁の下地が著しく劣化していたり、腐食が進行していたりすると、カバー工法では対応できません。
その場合は、劣化した部分の補修や、外壁の張り替え工事が必要となります。
外壁カバー工法の施工前には、入念な調査が必須です。
雨漏りが生じている外壁には「透湿防水シート」

既存外壁が激しく劣化していたり、雨漏りしていたりする場合は、透湿防水シートを外壁に貼ったうえで外壁カバー工法をおこないます。
透湿防水シートを貼る費用は、10~20万円です。
外壁塗装と比べて工事費用が高い
外壁塗装の費用相場は約100万円であるのに対し、外壁カバー工法の費用はおよそ200万円です。つまり、外壁カバー工法は外壁塗装の約2.0倍の費用がかかります。
しかし、外壁カバー工法なら一度の施工で長期間にわたって外壁の美観と機能性を維持できるため、将来的な費用負担を抑えられるという大きなメリットがあります。
筆者は「築後25年目に外壁塗装の代わりに外壁カバー工法を一度行い、その後30年間メンテナンスフリーにする」ことが一番賢明だと評価しています。
外壁カバー工法で重ね張りする外壁材の種類
外壁カバー工法で用いる素材は大きく2つに分けられます。
樹脂サイディングと金属サイディングです。
そのうち金属サイディングは、ガルバリウム鋼板とエスジーエル鋼板、アルミがあります。
どのサイディングをつかうかによって工事価格は変わります。
最安値商品の相場感
商品 | 価格 |
---|---|
樹脂 | 10,000円/㎡ |
ガルバリウム鋼板 | 9,000円/㎡ |
エスジーエル鋼板 | 11,000円/㎡ |
アルミ | 13,500円/㎡ |
各外壁材メーカーの最安値商品を外壁カバー工法で仕上げた場合の相場感
(下地や補修、運搬費等を含む)

窯業サイディングは、外壁の重量がかなり重くなるため、ワンポイントでの使用に控えることをおすすめします。
樹脂サイディング
樹脂サイディングは、北米を中心に人気の高い外壁材です。
施工が容易で軽量なうえ、色あせが起きにくく耐久性に優れることが特徴です。
一方で、デザインの選択肢が限られ、断熱性についても他のサイディングに比べて劣る面があります。
また、シーリングを使用しない点をメリットとして評価する意見も見られますが、筆者としてはこれはむしろシーリングを使った止水処理が不可能であることを示しており、防水性能に若干の懸念を抱いています。
さらに、昨今の円安傾向の影響を受け、価格は金属サイディングと同等かそれ以上になることがあり、コストメリットが失われつつあります。

樹脂サイディングを使用して外壁カバー工法で仕上げる場合の費用感は、最安値価格の商品でかつ外壁面積160㎡の場合、205万円です。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板(通称ガルバ)は現在、日本国内で最も普及している金属サイディングです。
耐久性に優れ軽量なため、外壁カバー工法に最適な素材の一つとして広く支持されています。
各外壁材メーカーが豊富な商品ラインナップを展開しており、デザインやカラーバリエーションも多彩で、好みに合わせた仕上がりを実現できます。
他の外壁材に比べ費用対効果にも優れているため、外壁カバー工法を検討する際は、ガルバリウム鋼板を選択肢に入れることをおすすめします。


エスジーエル鋼板
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板を改良した高性能な鋼板素材です。
特に海岸沿いなどの過酷な環境においても錆びにくく、優れた防錆性を発揮します。
近年、金属屋根材として市場で急速に普及が進んでおり、消費者の認知度も高まっています。
また、従来のガルバリウム鋼板との価格差も比較的抑えられていることから、各メーカーはエスジーエル鋼板を用いた外壁材ラインナップを積極的に拡充しています。
具体的には、アイジー工業の「ガルボウ」や「ガルスクエア」、旭トステム外装の「スパンサイディング」などが代表的です。

参考ページ
アルミ
アルミは、ガルバリウム鋼板の普及以前に、金属サイディングの主役を務めていた外壁材です。
特に優れた防錆性能と圧倒的な軽量性が特徴で、実際に手に取ってみると驚くほど軽いことがわかります。
そのため、建物への重量負担を気にする方には適した選択肢です。
ただし、サイディング材の中では最も高額な部類に入り、他の素材と比較して費用面での負担が大きい点がデメリットとして挙げられます。

まとめ
私は、中古住宅を安く購入しガルバ鋼板でのカバー工法でまるで新築のような輝きをいただきました。家に帰ることがうれしくてたまりません。それも田舎の山口県の宇部市になる瀧口板金工業さんに出会えたことです。丁寧な説明で安心してお任せできました。ありがとうタキバン。
※私が採用したガルバは IG KOGYO SPビレクト です
https://www.instagram.com/takiban_ube
